2級建築士と管理建築士
6月が終わりに近づいてまいりましたので、独立を目指す建築学生や社会人になりたての方に身近な話題を出したいと思います。
建築家として独立するためには建築士の免許の他に、管理建築士である必要があります。管理建築士はその名の通り「建築士事務所を管理できる」人を指します。建築士の免許(級問わず)を所有した上で3年以上の実務経験を積まなければ管理建築士講習を受けることができません。
つまり、1級建築士免許(実務経験2年)だけを受験し、独立をしようとした場合、(実務経験にと認められる)仕事をしてから5年が最速となります。しかし「就職してそんな早い時期に1級を取得する余裕が自分にあるのか」と悩み、よくよく調べたところ、、、
2級建築士免許を所有し管理建築士講習を受け、のちに1級建築士をとった場合、管理建築士講習の修了書と1級建築免許証を提出するだけで、1級建築士として自分の事務所を持てるようです。
今私は修士2年なのですが、去年フィンランド渡航中のため製図を受けることができませんでした。今年はなんとしてでも製図試験に合格し、来年度就職し、「(実務経験と認められる)仕事をして3年ですぐ、自分の事務所自体は持てちゃう」という心の余裕とともに日々技術を吸収し、「独立ならだ!」というタイミングで1級免許の勉強だけを行って独立しようと企んでいます。
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